小学部長ブログ
6年生 修学旅行3日目(金閣寺・銀閣寺・京都御幸町教会)
二泊三日の修学旅行もこの日が最終日。荷造りを済ませて、8時に琵琶湖ホテルを出発。今日は観光地の混雑を回避するためにクラス別に時間差で3箇所を廻ります。
京都の観光名所は数あれど、まぁ、一番わかりやすのが金閣寺。大勢の外国からの観光客や修学旅行のお客さんで賑わっていました。
そして、こちらは慈照寺銀閣。金閣寺の後に銀閣だと、子どもたちの反応はどうかな?「地味〜!」ってなるかと思いきや、「なんか、わたし銀閣寺の方が好きかも!」「私も〜」という会話が聞こえてきます。「渋い・・・」
大都会を毎日通学している、東洋英和の6年生ですが、こういう京都の「侘び寂び」も理解できるのね。と感心してしまいました。
そして、個人的には今回の修学旅行のメイン訪問地と考えていた京都御幸町教会へ。東洋英和女学院として初めて訪問させていただくこちらの教会。
京都御所の近くに建つ、現存するヴォーリズ建築の礼拝堂としては最も古い教会。
神社仏閣、城、寺、仏像ばかりというイメージの古都の旅。しかし、京都市内には古くから残る教会がたくさんありまして、修学旅行の最終日にはぜひこういったキリスト教の文化、教会にも触れて欲しいと願っていました。
京都御幸町教会の牧師先生よりヴォーリズ建築についてのお話を伺い、教会の中を見学させていただきました。ヴォーリズの先見性、日本の文化を西洋の建築に取り入れる柔軟さ、教会は建物だけが立派であっても意味はなく、そこに集う人々の祈りや行いによって生きたものとなっていくのですよ。というメッセージには、メソジスト教会の宣教の最も大切なものを感じました。東洋英和女学院の小学部で学ぶ子どもたちが、外見の美しさではなく、内面から磨かれ、神と人に支える働きができるようにと祈ります。こうして、最終日を無事に終え、6年生は新幹線のぞみで帰途につきました。