小学部長ブログ

アイメイト最終歩行試験@銀座

アイメイト(盲導犬)となるための最終歩行試験を見学・取材させていただきました。アイメイトは繁殖者のもとで約2ヶ月、母犬と共に育ったのち、約1年間は一般のご家庭(飼育奉仕家庭)で愛情たっぷりに子犬時代を過ごします。その後、1歳2ヶ月を過ぎたところでアイメイト協会へ戻り、基礎的な訓練を施され、その後、視覚障害を持った利用者さんとペアになり、合宿での約4週間におよぶ歩行訓練を受けて、犬と利用者さんの絆を深めて、最後は銀座での最終試験に臨みます。

犬の訓練士ではなく、「歩行指導員」と呼ばれるコーチの指導のもと、一日8キロ〜10キロを歩くという歩行訓練。今日がその最後の訓練であり、卒業試験。私のような繁殖者と1年間家族で共に暮らした飼育奉仕家庭の方も見学が許されるのですが、銀座4丁目のセイコービルの前をスタートし、そのまま1丁目まで。私たちは犬の集中力を邪魔しないように道の反対側から見守ります。1丁目、コージーコーナーの横断歩道で一瞬だけすれ違うとき、「がんばれ!」と祈りながら犬と利用者さんを見送ります。そして、行き交う車や人混みをかき分けながら4丁目、三越前まで到着すると、そこで「おかえりなさい」でゴール。晴れてアイメイトの誕生となります。

 

無事にゴールした後は、東銀座にある老舗インド料理店ナイルレストランでお祝いのランチ。ここは日本で最も古いインド料理店であり、日本で最初にアイメイト(盲導犬)の入店を認めたという歴史のある場所。狭い階段を登って2階のテーブルでのランチ中もアイメイトたちはおとなしく食事が終わるのを待っていました。素晴らしい。

2月下旬にアイメイト協会の方々に2年生向けの特別授業をしていただけることになりました。