小学部長ブログ

熊本出張4日目(球磨村)

全国災害支援連絡会議の最終日はオプショナルツアーとして、2020年7月の豪雨災害の現場へ。熊本県の人吉地方から、球磨川の下流域、球磨村は深い山間部となっており、発災当時は孤立し、25名の尊い命が失われた場所。当時のニュース映像だけではわからなかった水害の恐怖、そこから復興へと取り組む人々の生の声を聞き、2年越しの研修会を無事に終えることができました。球磨村役場で防災管理官の方からお話を伺っている時間、ちょうど長崎原爆の日ということもあり、11時2分に参加者皆で長崎の方角に向かって1分間の黙祷、祈りを捧げました。

連日38度近くの猛暑、南海トラフ地震への警戒と、まさに自然災害列島に暮らしていることを実感させられる4日間となりました。そして、帰りの熊本空港でフライトを待っているときに神奈川で大きな地震があったというニュースは入ってきました。副院長からは、学院の防災マニュアルの再点検の指示が出され、引き続き災害への備えを怠らないよう、知恵を絞らねばと思っています。

球磨川

中型バスで片道約2時間かけて人吉球磨村へ

球磨村役場

豪雨災害の際には災害対策本部が設置された

水害被害の現場へ

防災管理官から当時の生々しい様子を伺う

水害により使われなくなったJR線

水害と土砂災害の傷跡

熊本はどこへ行ってもくまモンなので最終日は空に浮かぶ雲までくまモンに見えてきました。