小学部長ブログ
神戸出張②
全国聖書科研修会の2日目は震災で全壊し、その後、復興を遂げた「神戸栄光教会」での朝の礼拝。そして、気温34度の酷暑の中、徒歩で「ミナト神戸の宗教とコミュニティ」というテーマでのフィールドワーク。港町神戸は幕末の開国以降、さまざまな国や地域から人々がやってきて、日本人と外国人が同じ場所で互いに認め合いながら、共存してきた場所でもありました。2001年の9.11以降、民族間の対立を煽る言説が広がり、ムスリムの人々への誤解や敵意が増大しましたが、神戸では人と人とのつながり、長い歴史の中で違いを認め合い、対立を対話によって乗り越えた経験がありました。神道、仏教、イスラム教、キリスト教、カトリック、聖公会、プロテスタント、ギリシャ正教、ジャイナ教、ユダヤ教、それら信仰の場もコミュニティ毎に存在しているという稀有な街、神戸。キリスト教学校で働く全国の先生たちと歩きました。