小学部長ブログ

「冬の茨城体験学習」(4年生)笠間・大洗漁港

ここまでは順調

お弁当の間はみんなご機嫌でした。

今年度、4年生で初めてのプログラムとなる「冬の茨城体験学習」。今の6年生が2022年度にコロナで夏期学校の代替として急遽行ったものを参考にしながらバージョンアップ。
東京駅に集合し、ときわ55号で友部駅を目指しました。風邪が流行るこの時期でしたが全員出席!余裕を持ってホームで電車を待って9時24分に出発。
ところが、常磐線は強風の影響で途中、ノロノロの徐行運転。そして、龍ヶ崎の手前で緊急停止。送電線にビニールが飛来し、風で巻き付いたため、撤去作業。しかも、安全のために一時停電。この時点で出発から1時間経過。予定では友部駅のはずが・・・。子どもたち79名の車内は気温が上がり、トイレも停電で水が流れない!とりあえず、お弁当を食べて、復旧を待つことに。
強風でこの先の運行も不安定ということがわかり、急遽、次の停車駅の土浦までバスで迎えに来てもらうように要請。なんとか復旧して電車が動き出し、土浦駅に到着したのが13時過ぎ。茨城ってこんなに遠かったっけ?

土浦駅に到着、みんなぐったり

急遽、友部駅から土浦駅までお迎えに
予定より大幅に遅れて、笠間の桧佐陶工房さんに到着。子どもたちが楽しみにしていた笠間焼の体験。手捻りでお皿かマグカップを作りました。子どもたちの作品は焼き上がり次第、学校へ送っていただくことになっています。
笠間をあとにして、次の目的地は大洗漁港へ。強風で船は出せないそうですが、大洗漁協の皆さんが子どもたちのために待っていてくださるということで、大急ぎで移動。漁業についてのレクチャーのあとは、なんと大洗漁港でしか食べられない「生シラス」をいただきました。
丁寧にご説明いただいていると、あっという間に日が暮れて真っ暗に。漁船で太平洋に出航というのは叶いませんでしたが、優しい漁師さんたちに歓迎していただき、生シラスをいただいて大満足の大洗漁業体験の時間でした。
18時過ぎに宿泊場所「いこいの村涸沼」に到着。全館貸切でしたので、遅くなってもスケジュールを調整してご対応いただきました。
夕食のあとは、ホールで栗農家さんの栗の栽培のお話とJAの萩谷さんから茨城の農業についてのレクチャー。子どもたちは眠い目をこすりながらメモを取り、しっかりとお勉強。そして、最後は満天の星空を観察。天候不良で2回も星空観察会が中止になった4年生ですが、ここでリカバー。
まさかの電車トラブルで大幅に予定が狂いましたが、なんとか予定していた全ての体験プログラムを終えることができました。旅行社さんや地元の皆さんの英和の子どもたちのためにというお気持ちのおかげです。感謝!