小学部長ブログ

「冬の茨城体験学習」(4年生)涸沼・鉾田エリア

昨日の強風が嘘のように穏やかな朝。この日は出発から帰りの水戸駅まで、少人数でお話が聞きやすいようにと、クラスごとに完全別行動。

こちらのクラスは涸沼湖で漁船に乗せてもらって、シジミ漁の見学から。涸沼のしじみは宍道湖(島根県)、十三湖(青森県)に続いて全国第3位。関東唯一の「汽水湖」で獲れる涸沼のやまとしじみは大粒で栄養豊富。美味しいことで有名です。

3つの漁船に分かれて乗船。

それぞれの船で沖へ

伝統的なしみじ漁専用の手かきの籠

水鳥たちと一緒に

しじみのお味噌汁

全員完食!

新しくできた「涸沼 水鳥・湿地センター」さんで「ラムサール条約登録湿地」としての涸沼の豊かな自然環境や水鳥の生態などについてのレクチャー。そのあと、望遠鏡を片手に野鳥の観察へ。

2組さんは近くで白鳥が見えたそうですが、残念ながら今回は遠くの方に。みんなで望遠鏡で探すと反対の岸の方に2羽の白鳥さんを発見!

大鷲の等身大パネル

展示も充実

カモの楽園

遠くに白鳥の影。iPhoneの望遠で限界まで

冬の茨城体験学習は子どもたちの中では別名「茨城グルメツアー」。茨城の美味しいものを求めて?茨城町から鉾田市へ移動。さつまいも栽培、干し芋で有名な「おみ農園」さんへ。広大なさつまいも畑の一部を見せていただき、実際に干し芋を加工している現場を見学。そして、その場で美味しい干し芋をいただきました。

広大な芋畑

甘くて美味しい干し芋

お土産の干し芋

グルメツアーの最後は、いちご農家の「村田農園」さんへ。

村田和寿さんからいちごの栽培について、ビニールハウスでの温度管理やミツバチの受粉、ICT技術を使った農業などのレクチャー。そして、旬のいちごを実食。白いのが「淡雪」そして「とちおとめ」と「やよいひめ」の3種類のいちごを食べ比べ。あまりの美味しさに、その後の説明はほとんど聞いていない様子。東京のパレスホテルやアマンホテルなどに出荷されている村田農園さんのいちご。まさにホンモノの体験。

出荷を待つ美味しいイチゴ

初日の電車の大幅遅延というトラブルもありましたが、冬の茨城体験学習はとっても実りの多い学びの時間となりました。

あれもこれも、とにかく茨城の良いところ、魅力を伝えたいということで少々、盛りだくさんの企画となってしまいましたが、子どもたちも引率の先生たちも(旅行社のスタッフの皆さんも)とても頑張ってくれました。

やっぱり美味しいものの力は凄い。日々の食卓に並ぶ食材の多くが茨城県や周辺の千葉や埼玉からやってきたもので、美味しいものの背景には生産者の方々の苦労や工夫があるんだということを知るきっかけになっていくことを期待します。食べることを「ジブンゴト」にできる子になって欲しいですね。